ESXiのメリット・デメリット
前回は、HYPER-VServerを取り上げましたので、
同じようにフリー公開、ハイパーバイザータイプのVMWare ESXiについて
メリットとデメリットをあげてみたいと思います。 ★メリット
・CPUに関する制約がゆるい
・物理メモリ搭載量を超えた仮想マシンも起動可能である。
※複数台の仮想マシンのメモリ合計が物理マシンのメモリ搭載量を超えても起動が可能である。
・操作用ソフトのインストール環境の制約が少ない。
・物理環境から仮想環境への移行ツールが公式で無料提供されており環境の移行などを行うことが容易。
☆デメリット
・RAIDボードやNICのドライバが少なく足回りハードに制約が出る。
・仮想マシンのコピーなどが行いにくい。
※VMFS、遅すぎる・・・
と、簡単に私が触った範囲内で感じた点をざっと上げてみました。
大きくHYPER-Vと違うところは、P2V用のツールの無償提供があり物理マシンの集約を目的とした仮想化が試しやすいところがひとつ。
物理メモリと仮想マシンのメモリに関する起動制約がないことが大きいです。
ただ、仮想マシンの複製が頻繁に起こる場所ではVMFSのファイルコピーが・・・なのでお勧めできません。
あと、ソフトウェアRAIDのボードとかNGなものが多いので、少しスペック落ちしたサーバや低価格サーバなどではRAIDボードに引きずられてインストールできない場合などがあるので注意が必要です。